 | 鹿島･柏と、攻撃的サイドバックとして異彩を放った。
特に柏時代は、沢田謙太郎とともに怒涛の攻撃を繰り広げていた。
しかしながら、なぜか柏が片野坂を獲得したため、出番を失い、川崎に来た。
川崎では97年に完全にレギュラーに定着したが、内向的な性格なのか、
まじめゆえにチームの現状に悩んでいたのか、あまりチームに溶け込んでいなかったような気がする。
よって、いろいろ誤解を受けたりしていたのではないだろうか。
97年では、東京ガス戦で、自分のサイドを破られて逆転負けを喫した。
それは、中盤を厚くするためにＦＷを引っ込めて、結果的に藤山と新條を余らせてしまったという、
斉藤和夫の采配ミスが原因なのは明らかなのだが、その責任を押し付けられて、
次節の本田技研戦ではメンバーを外されたりしていた。
その後の、夢の島の甲府戦では、最高のプレイをいていたのにもかかわらず、
不幸な敗北を喫して３位転落。そのとき馬鹿な野次を飛ばしていた客と
言い合いになってしまったことがある。
チームやサポーターに恵まれていたら、もっと大ブレイクしていたかもしれない。 |
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