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ラモス瑠偉



フランスワールドカップの最終予選。ロペスの加入で盛り上がりつつ、
采配ミスという信じがたい自爆で敗れた韓国戦の後、
さすがに私はストレスで爆発しそうだった。
誰かにこの思いをぶちまけたかった。

でも、誰に聞いてもらおう?
そうだ、ラモスさんに聞いてもらおう、と思って、休暇を取ってよみうりランドに出かけた。

よみうりランドの練習は不気味なほど静かで、ゲーム中も誰も口を聞かない異様なムードだった。

私「ラモスさん、悔しいっすよ」
ラモス「俺も悔しいよ」
私「もうラモスさんしかいないっすよ。ワールドカップ連れてって下さい。」
ラモス「行きたいよねぇ。連れて行く自信はあるよ。でも、呼んでくれないんだよねぇ、、。」
私「なんか、加茂の弱みとか知らないッすか? 女とか」
ラモス「うーん(笑)、でも、こればっかりは監督の意向次第だからねえ、、。
いつ呼ばれてもいいように準備はしてるんだけどねえ。とにかく頑張るよ。」

愚痴りあいになってしまったが、気分がすごく楽になった。
あのままだったら私はおかしくなっていたかもしれない。ラモス氏も命の恩人である。

やっぱりミスター日本代表であることは疑いないんだよな。
フランスには絶対に呼ぶべきだったんだ。