JFL年表
新JFL第5回大会(2003)
J2

1位 アルビレックス新潟
2位 サンフレッチェ広島
3位 川崎フロンターレ
4位 アビスパ福岡
5位 ヴァンフォーレ甲府
6位 大宮アルディージャ
7位 水戸ホーリーホック
8位 モンテディオ山形
9位 コンサドーレ札幌
10位 湘南ベルマーレ
11位 横浜FC
12位 サガン鳥栖

新JFL

1位 大塚製薬(徳島)
2位 HONDA FC(浜松)
3位 愛媛FC(松山)
4位 佐川急便大阪(大阪)
5位 佐川急便東京(東京)
6位 YKK(富山)
7位 ジヤトコ(富士)→廃部
8位 栃木SC(宇都宮)
9位 ソニー仙台
10位 SC鳥取
11位 国士舘大学(町田)
12位 デンソー(刈谷)
13位 横河武蔵野FC
14位 アローズ北陸(富山)
15位 佐川印刷(日向)
16位 FC京都BAMB1993→入替戦。FCホリコシに敗北
 今年は、J2の観戦を抑えてJFLを見るようにした。

 一番たくさん見たのはHONDA FCだった。JFLと、天皇杯でのクラシコ(対東京戦)も見たのだが、圧倒的な強さに思えたのだが、何と優勝を逃すとは思わなかった。果たしてヴォルティスもとい大塚製薬はそれほど強かったのか? ということはレベルは相当上がっているということになる。

 しかし、今年のJFLは色々なニュースが飛び交った。

 初優勝の大塚は、何とJ2への参入の動きが本格化した。前回は大塚以外が消極的で沈静化してしまったが、今回は行政も後押ししているようだし、いい感じになるのではないだろうか? みうらじゅんのゆるキャラショーで審査員賞を受賞したすだちくんと一緒に、是非J1まで来て欲しい。期待している。

 一方で、静岡東部地区の砦、、ジヤトコの廃部は実に痛恨である。Jリーグが掲げる100年構想を本当に実現する気なら、地域で活動する企業チームや貧乏クラブとの共存共栄を絶対に考えなければならない。底辺を広げなければならない中で、どうしてそれなりの力のあるチームが廃部にならなければいけないのだ。

 私は、こういう窮状を救うために、早急に効果の現れる改革として、ナビスコカップの範囲の拡大を提言したい。J1だけでなく、JFLにも参加資格を与えるのである。対Jリーグの試合を1試合ホームで開催できれば、JFL参加は大きな意義が生じるし、地元へのアピールも高くなる。スタジアム問題で反論するのは論外だ。今だってナビスコの予選は1万人も入ってないじゃないか。

 それからナビスコカップにはJ2も参加させるように。大体、1部より2部の方がタフなリーグだというのはどうなのよ。だからJ2がトップリーグだとか世間からは言われるのだ。

 おっと、話がそれたが、佐川急便東京が1面を飾ったのは敢えて触れない。

 なお、ジヤトコの廃部により、入替戦にはFC京都が出場、あの「恐怖の信仰宗教集団」「山岳密教黒魔術」などと、色々呼ばれ恐れられている「FCホリコシ(群馬)」にボコボコにやられて地域リーグに陥落した。

 地域リーグ決勝大会でそのFCホリコシを抑えて優勝し、JFLへ自動昇格したのは、あの「ザスパ草津」である。いきなり群馬ダービーが来期は実現するとともに、関東地区は、全ての都県にJFL以上のクラブが存在することになったのである。

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 一方、J2は、川崎フロンターレに尽きる1年になったのではないだろうか? 石崎監督も3年目ということで、選手を大きく入れかえることなく戦術を成熟させ、内容は格段にアップした。また、新加入のジュニーニョが大爆発。攻撃力も充実。明かにJ2最強のチームとなった。しかし、川崎伝統の「体力不足」が災いしたようで、「いいサッカーをしている割に何故か引き分けが多い」という、いいチームがJ2ではまりやすいパターンにまともに陥ってしまった。

 象徴的だったのが前半戦ホームでの新潟戦。ほとんど一方的に新潟をいたぶりつづけ、リンチ状態にしておきながら4点ぶち込まれて負ける、というサッカーの奥深さを見せつける謎の敗北ぶり。また、最終戦での広島との直接対決を前に湘南に痛恨の引き分け。結果、奇跡とも言える残留を果たした。

 川崎フロンターレには、長年の功績と今年のスペクタクル溢れるサッカーを称え、私から「レアルJ2」の称号を授与したい。なお、来期からは、「レアル準会員」の称号を私から授与されたブランメル仙台が、カニトップに見放されて帰ってくる。「2部のクラシコ」に期待したいところである。テルがいないのが残念だが。

 ということで、消去法で新潟と広島がJ1に降格になった。

 一方、下部チームは明暗を分けた。もともと優良人材を気前良く放出する「川崎キャリアスタッフ」から派遣された外国人の活躍などにより福岡が躍進。また、小倉の爆発で甲府は台風の目から一歩抜け出たような存在となった。やはりこの男は脅威だ。

 しかし、同じように脅威の男、城彰二を獲得した横浜は、一体チームが何をしようとしているのか全く理解不能の謎の迷走。藤原紀香にも見放され、胸に「福島の米」とか入れるシュールな動きを見せつつ撃沈。

 山形は、柱谷監督が少年たちに夢を与える画期的な活躍を見せた。これは世の中年男性にも夢と希望を与えたと思ったのだが、残念ながら田舎のオヤジ達からは逆に妬みを受けたようで、雰囲気が一気に悪くなってしまった。

 目も当てられなかったのは鳥栖。シーズン中の迷走ぶりも酷かったのだが、リーズン後の対応がとどめであった。あーあ、あの男を獲得にしてしまうなんて、、。伊藤彰が移籍するらしいが、チーム共々不幸にならないように祈りたい。私は申し訳ないが縁を切ります。 
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