ユニフォーム資産
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東京ガス97-98


 このユニフォーム時代の鮮烈な記憶といえば、何と言っても97年の天皇杯のベスト4である。

 2回戦で愛媛FCユースという高校生チームに大苦戦し、
延長戦の末何とか勝利する、という怪しい立ち上がりであったが、
3回戦の名古屋グランパス戦で、藤山の右サイドバック起用という大胆な選手起用が当たり、3-1で快勝。
4回戦では横浜マリノス相手に堀池のスーパーセーブと新條の活躍で2-1で逆転勝ち。

 極めつけは準々決勝。
ロペス・中田・関浩二・洪とそうそうたるメンバーを擁していた全盛時のベルマーレとの対決。
浅利が中田を完全にマークしてつぶし、試合は互角の様相になった。
この試合、ロスタイムに本吉の執念のゴールで追いつき、そして延長、
岡元のアンビリーバボーなスーパーロングシュートが炸裂して勝利をもぎ取ったのである。
あの時のスタンドの盛り上がりといったらなかった。

 12月23日。時節柄ゴール裏はサンタ帽を被って応援していたが、
勝利後駆け寄るイレブンに向かって、真っ赤なサンタ帽が次々投げ入れられた。
あれほど美しい光景を私は見たことがない。

 因みに、このユニフォームはデザインは当時のアディダスの一般的なデザインであるが、色は特別注文である。
「だから、高くなっちゃったんだ(15,000円)。ぎりぎりで出してるんだけどね。でも、いい色だろ?」
とは売店のおじさんの言葉であった。
1997