JFL年表
第6回大会(1997)
○1位 コンサドーレ札幌→Jリーグ昇格
2位 東京ガス(東京)
○3位 川崎フロンターレ(←富士通川崎)
○4位 本田技研(浜松)
5位 モンテディオ山形
6位 ヴァンフォーレ甲府
7位 ヴォルティス徳島(大塚製薬)
○8位 ブランメル仙台
9位 NTT関東(浦和)
10位 福島FC→解散
11位 サガン鳥栖
12位 大分トリニティ
13位 デンソー(刈谷)
14位 西濃運輸(大垣)→廃部
15位 ジャトコ(富士)
16位 水戸ホーリーホック
この年は、何と、Jリーグへの参加に最も慎重であった本田技研が、前年の優勝と地元の盛り上がりで準会員申請を行ったことであった。しかし、色々政治的な思惑が絡み、結局この準会員申請は取り下げられてしまう。
 しかし、本田はJリーグに上がれないからといって自爆するチームではない。結果、コンサドーレ札幌と川崎フロンターレ、更に東京ガスが優勝を争うことになった。なお、ブランメルは相変わらず最初から相手にされていなかった。

 この中でも、前年解散した鳥栖からバルデスを、そして福岡と対立して帰国していたウーゴ・マラドーナを獲得した札幌、そして、プロ選手を全員入れ替え、リーグ一の嫌われ者と化した川崎が序盤から圧倒的な強さを見せ付けた。

 しかしながら、JFLの厳しさを知らない能天気寄せ集め集団と化した川崎は、攻撃ばかりに意識が行く余り、徐々にチーム力を落とした。そして、いよいよ終盤戦になると、プレッシャーから正気を失った監督の斉藤和夫が、直接対決3連戦でよもやの3連続采配ミスを犯し自爆3連敗。一気に転落すると、結局勝ち点1の差で3位となり、昇格を逃がした。

 一方、札幌、東京はこの年ホーム無敗という偉大な記録を達成した。また東京はこの年、アマラオを欠きながら天皇杯でも快進撃を見せ、日本代表・韓国代表・スペイン代表を擁するへなちょこJリーグチームを3連破。ベスト4進出を達成している。

 また、この年昇格した、水戸ホーリーホックや、ネネー擁するジャトコは、弱いながらも癖のあるチームで、リーグにいいアクセントを加えていた。
 
 しかし、この年も西濃運輸が撤退。さらに、福島も財政破綻を来して解散に追い込まれた。

 Jリーグでは、大企業をバックにしたチームがリーグから手厚い保護を受けて降格もなくぬくぬくしていたが、このリーグではその煽りで地方の弱小クラブが苦しんでいた。

 Jリーグ自体が腐っていたのだ。そのため、私の愛したJFLも、限界が近づいていた感があった。そして、最後のシーズンへと突入して行くことになる。

 得点王はまたもバルデス。何と30試合で40点である。
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