アルシンドのお陰でどっぷりとサッカーにはまった私であったが、
当時相模原市に生息していた私は、
果たしてどこのチームを応援すればいいのか良くわからない状況であった。
神奈川県にはヴェルディ・マリノス・フリューゲルスの3チームがあったが、
逆にホームタウンが細分化される感じで、どこも違う感じがしたのだ。
1チームしかなければ神奈川県民として選択の余地なくどこかのファンになっていたのだろうか。
結局地縁がないなら、ポリシーが選択の決め手になる。
で、なんとなく企業名がより希薄で地域密着型だった
鹿島、名古屋、広島あたりに好感を持ったような記憶がある。
そして、中でも、母体企業を持たない清水エスパルスが目を引いた。
しかも、このカップ戦のユニフォームのデザインが何となくカッコ良く映ったのだ。
また、憎きヴェルディの相手役として、
いつもヘボ審判から無茶苦茶な判定を受けていたという気の毒さも、
私の心をくすぐった。
今から考えると、当時は監督がレオンだったので、攻撃に華がなかったのも、
ヴェルディとの対比を際立たせる効果があったな。
どう考えてもこっちの方が弱く見えたんだけど、泥臭く粘っていたんだよな。
このユニフォームは確か、日本平に見に行った時、
会場内でスポンサーのJALのブースで限定販売されていたものだった。
レプリカユニフォームのと全然布地が違ったのにびっくりした記憶がある。
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